「専従」、「専任」、「専ら」について

専従
「専従」とは、特定の業務に対して全時間を充てて取り組む職員を指します。その職務中は他の業務に携わることが基本的に許されず、その日の業務は該当の業務に専念する必要があります。ごく稀に例外が認められるケースもありますが、原則として他の業務との兼務は不可です。

専任
「専任」とは、主に特定の業務を担当する職員を表します。こちらは他の業務と並行して行うことが可能であり、就業時間の半分以上を特定の業務に充てる必要があります。責任を持ちながらも、一定の範囲内で他の業務を行うことが許されています。

専ら
「専ら」とは、勤務時間の8割以上を特定の業務に使うことが求められる職員を指します。「専従」と「専任」の間に位置し、主に特定の業務に従事するものの、わずかに他の業務に携わる余地も残されています。

以上のように、「専従」、「専任」、「専ら」の区分は、医療機関の施設基準において重要な意味を持ちます。それぞれの定義や適用範囲については、適切に確認し、必要に応じて厚生局の担当者に相談することが推奨されます。

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